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娘とキャッチボール

最初は楽しくキャッチボールそのものを楽しんでいた娘。

 

しばらくして、娘は自分が連続何回キャッチできるかを数え始めました。

次第に回数へのこだわりが増して、私がどストライクを投げないと失敗するもんだから、私へ怒りが向き始めました。

「お母さん下手すぎ(怒)!」「はぁ!?ちゃんとやれやぁ(口がかなり悪い)!」。

 

ちょっとは我慢しましたよ・・・でも、だんだん、 ムッカァ!!と込み上げてきました。

 

で、どうしたかというと・・・

 

無言でその場を去りました(じつに子どもっぽい)。

娘に感情的に文句をぶつけないための私なりの策でした。でも、無言で去るってよくなかったです。

 

では、どうすれば良かったのか。

 

「キャッチできた回数を増やしたいよね。お母さんが真ん中に投げないと失敗しやすくなるもんね。」と、共感の言葉をかける。

次に「でもお母さんはアナタにそんな言われ方をしたら楽しく遊べない。」と伝える。

 

私がこう言えたらきっと娘は何か感じるものがあったでしょう。

自分で自分の良くなかったところに素直に気付けたかもしれません。

 

私のその時の気持ちは、「せっかく遊んでやっているのになんだその生意気な態度は!」ってことでした。

遊んであげているという上から目線も冷静にみると嫌な親ですし、すごく自分中心の思考です。

怒り始めた娘の内面にどんな思いがあるのかをもっと考慮できたなら、対応は違っていたと思います。

それに、数を数え始めたときに、もっとそれを私自身も楽しみ、

失敗したときには「わ~残念!惜しい!」みたいにもっと寄り添った表現をしていたら、

娘の怒り感情はそこまで大きくならなかったのかもしれません。

 

そして、私がやってしまった「無言で去る」態度は、娘のさらなる怒りだけでなく悲しみまで生み出し、
反省心を引き出すことはとてもできません。
おまけに私の怒り感情の下手な処理方法を背中でみせることになりました・・・。

 

 

共感的な言葉がけ、まだまだ瞬間的にはうまくできませんが、あとであっても気づいたらそれを伝えることは心掛けています。

 

私も一歩ずつ成長したいですし、同じことを繰り返さないための覚え書きです。

 

皆さんも、失敗を「私って駄目な親」とするより、じゃあどうしたらよかったのかな、と

考える時間をちょっとでも作って、誰かに表現していきませんか??
きっと次のトラブル時にわずかでも思考の変化が起こると思います。