強みを知って使ったら~私の実践~

強み、それは最強のツール!

なにが最強って?

人をみる目が180度変わる魔法のツールです。

 

私はこれを知ってから、自分を見る目が変わりました。

以前の私は、母としても妻としても医者としても不完全な自分が受け入れられませんでした。

完璧になれるはずもないのにと今ならわかるのですが・・・。

 

ゆっくり子どもができるようになるまで優しく待っていられるお母さんをみては、自分のせっかちさを責め、

仲よく手をつないでいるよその夫婦をみては、スキンシップが苦手な自分を責め、

学会で格好よく議論したり論文を学会誌に載せたりしている同僚をみては、何も実績を残せていないと自分を責め、、

そんながんばっても報われない生き方をしていました。

 

 

でも、強みを知ったあと、私には私の良さがある、誰かと比較するものではない、と思えるようになりました。

 

私の強みの上位には、感謝、審美眼、スピリチュアリティ、愛情、親切心があります。

どれも知的活動より感情的活動で発揮される強みです。

これを知ったとき、これまで親しい人から「医者らしくない」とか「医者なのに話しやすい」などと言われてきたことを思い出しました。

これぞまさに私の強みだった~!だったらこれを活かしていけばいいのだ!

なにも学術的に優れた医者だけが社会に役立っているわけではない。

私らしさで貢献できればいいのだと思えるようになり、

今後は母親支援、しいては子どもの明るい未来のためにできることは何かを考え実行していこうという力に変わっていきました。

 

変わるのは自分に対する目だけではありません。

同時に他者をみる目も変わりました。

 

例えば家族。

一番近い存在だからこそ難しい関係性にもなってしまうのが家族です。

 

私は強みを知って家族をみる目も変わりました。

 

まず夫。

優しくて寛容で、精神的に穏やかです。

でもその一方では優柔不断で家電一つ買うのも悩みまくります。母の日のプレゼントもかなり吟味します。

私は逆に母の日は毎年あるんだからベストを尽くさなくていいじゃないと思ってしまう面倒くさがり屋のたちなので、すぐに決まらないことにイライラしてしまいます。

夫が何かに迷っているたびになんで?面倒くさ!と内心批判的にみていました。

 

ところが強みメガネでみてみると、なんて愛情深くなんて思慮深いのでしょう。私にはない夫の慎重さゆえに、これまでも大きな買い物を失敗せずにすんだな、とか、家族で外出するときは楽しめるスポットを下調べしてくれるお陰で楽しませてもらえているんだな、など、弱みではなく強みとしてみることで感謝に変わりました。

前はイライラしていたシーンに遭遇しても、これが私の夫なんだと微笑ましく思えるようになりました。

 

つぎに長男。

いつも自分の夢中になれるものを見つけて集中しています。小さいころから乗り物、昆虫、恐竜、こびと図鑑、危険生物など、、すごい知識量をもっています。聞いて聞いて!と話してくる内容はいつも図鑑的、知識の羅列。

今はマインクラフトというゲームにハマり、目標をたててコツコツと自分の思い描くワールドを作成しています。話の大半がこのマインクラフトの話題で、正直私の頭には全く入ってきません。

私にはその姿が辛かったのです。

放課後は友人を誘って遊びに行って欲しい、それが子ども時代にやるべきこと、子どもらしい遊び、との私の思い込みで批判的にみていました。それにもっと学校や友人とのやりとりで感じていることも話して欲しいと思っていました。

 

でも、強みメガネでみてみると、物事を追求していく向学心、いろんなことに興味をもつ好奇心、地道な作業を続けられる忍耐力や熱意などが見えてきました。

 

また、彼がある乱暴なクラスメイトのことで悩んでいたときに、子ども向けに書かれた強みの本を渡したことがあります。私がしたことは、その相手の強みは何だろうね、と問いかけただけです。すると、次々に相手の強みを見つけだし、翌日には相手と放課後に遊ぶ約束までしてきたのです。これにはびっくりし、うまく遊べるのか心配すらしましたが、楽しかった~と満足そうに帰ってきたのです。一番嫌だと思っていた相手の強みを見つけることで相手を受け容れることができた経験、これが一つのきっかけとなり、クラスをうまくまとめるリーダー的存在になっていきました。

弟が、「お兄ちゃんはクラスのみんなから文句を言われることはないの?」と聞いたことがありますが、

「大丈夫、日頃から一人一人に敬意を払っているし、困ったときは手助けしているし。だからみんな僕が言うことを聞いてくれるよ。」とアドバイスしていました。

小6の子どもが言うセリフとは思えないものでした。

 

長男は一人で遊ぶのが好きなのは人づきあいが苦手なのではないかと心配していた自分が恥ずかしくなりました。学校という集団生活の場でこんなにうまく人と付き合えているなんて。

これを知ったあと、放課後に友人と遊ばないという姿が全く気にならなくなりました。

 

 

強みを知って使うと、とてもパワフルに人生を変えていきます。

興味をもった方はぜひ一緒に学びませんか?

 

強み入門講座を開いています。

そこでは知識を学ぶだけではなく、人との会話の中でお互いの強みを発見し合う場があります。

人から強みをみてもらう経験はとても勇気づけられます。

強みを育てた過去の経験にも感謝できるようになり、それが未来への夢を描く力にも変わります。

 

ご参加をお待ちしています!

 

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